KTCと取り組む 「現場型・失敗型」 エンジニア育成事業

ナンバーナインファクトリーはKTCと共に、現場でクルマと向き合い、

100年に一度のモビリティ変革期を生き抜くための次世代自動車エンジニアの育成に取り組みます 。

2社の強みを活かし、今までにない現場型育成を

多様なキャリアと経験

エンジニアとして内部から見た、大手自動車メーカーとベンチャー企業における自動車開発。そして、技術アドバイザーとして外部から見た、大手メーカーやモビリティ新規参入企業の挑戦。それらの経験から見える現在の自動車開発の利点と課題を踏まえ、現場型育成講座を展開します。

安心・安全な工具と作業環境

KTCのコンセプト「安全、快適、能率・効率、環境」を具現化した工具と作業環境で、工具のプロである講師から正しい使い方を学ぶ機会を。受講するエンジニアが安心・安全にクルマと向き合えるKTCガレージで、積極的にチャレンジ&失敗をしながらエンジニアとしての技術力を磨く場を創出します。

安全な作業を学ぶことは、クルマづくりに重要なステップ

 

工具を使い始める時、先輩のやり方を真似したり自分流の使い方で作業を覚えていきますが、実は工具の正しい使い方を知らなかったというケースが非常に多いそうです。

これは、趣味でクルマやバイクに触れる方だけではありません。

プロメカニックである自動車整備士の方、企業や団体で自動車整備士を養成する指導者の方でも「工具の正しい使い方をプロから学ぶ機会は非常に少ない」と言われています。

現場での新モビリティ開発を推進するためには、まず第一に正しい工具の使い方を習得し、安心安全な作業の知識を身につけることが必要不可欠です。

工具のプロフェッショナルであるKTCとの取り組みにより、エンジニアが安全な作業を学ぶ機会を提供しています。

N9F×KTCコラボ講座

工具の正しい使い方、車両構造を学ぶ組み立て実習

●実習1日コース(7時間)
●費用:110,000円(税込)/名
※構造学習用ミニEVレンタル費用は別途必要です。また、講座開催時期によってレンタル費用が変動します。
●一回の講座は同一企業の社員様(エンジニア)4名以上で開催します。(最大8名)日時、受講人数、開講場所・方法(オンライン/対面等)を事前に打ち合わせし、実施いたします。
●開催場所:KTC本社工場(京都府久世郡久御山町)
●作業グローブ、保護メガネは会場で用意しておりますが、作業服、安全靴は各自ご持参ください。

本講座ではKTCのコンセプト「安全、快適、能率・効率、環境」を具現化した工具と作業環境で、工具のプロであるKTCの講師から工具の正しい使い方、適切な作業姿勢などを学びます。そして構造学習用ミニEVを用いて、エンジニア自身が組立実習を行い車両構造を現物で改めて理解し、車両全体を俯瞰視します。

なぜ、今、“現場型”なのか?

 

100年に一度のモビリティ変革期と言われる今、新しい価値を生み出せなければ大手自動車メーカーでも淘汰される厳しい時代に。

日本が純国産乗用車の開発を始めた70年前、自動車メーカーには設計基準やマニュアルは存在せず、エンジニア達は常に現場でクルマと向き合い、幾度となく挑戦と失敗を繰り返してきました。その地道な現場での開発によって、新しい価値や魅力的なクルマがたくさん生まれました。

まだ世の中に存在しない新しい価値を生み出すためには、エンジニアが現場で挑戦と失敗を繰り返しながら技術力を高めることが必要だと考えています。

大手自動車メーカー、自動車ベンチャー企業、
モビリティ新規参入企業。
ナンバーナインファクトリーが見た、
それぞれの開発の違いとは。


大手自動車メーカーの開発環境は、高品質&低価格な新型車を競合他社に対して1日でも早く市場に投入するため、開発日程の短縮化が進み効率化重視の開発が主流です。実車を用いたテストを減らしシミュレーションによるバーチャル評価を主とした試作レス開発が標準となり、エンジニアが実車を見る機会は少なくなったものの、70年で積み上げた膨大なノウハウと基準によって継続的イノベーションと=改良を日々続けています。

一方、自動車ベンチャーやモビリティ新規参入企業では、基準やマニュアルはなく、現場でのチャレンジと失敗により新しい価値の創造を目指して活動しています。破壊的イノベーションを起こすには、既存の枠にとらわれない挑戦と失敗を積み重ねて得られる経験値が非常に重要になります。

それぞれの開発環境、特長、課題を知ること。また、それぞれの環境でエンジニアがすべきことを知ることで、エンジニア自身の技術の幅を広げ、新しい価値を生み出すためのポイントを学びます。